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空美真kumima

Author:空美真kumima
メッセンジャー&ネイティブ・アメリカン・インディアンフルート奏者。
REIKIとアロマテラピーを融合した、独自のヒーリング方を開発中。

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平和記念日に捧げる

2006年12月、私はカンボジアの地雷博物館で、
たくさんの子供達と、かけがえのない時間をシェアしました。

その時の思い出と記憶を辿りながら、この星の平和と愛の溢れる未来を願い、
このメッセージを平和記念日に捧げます。

カンボジア4



カンボジア3



カンボジアの地雷博物館で出会ったケチャという男の子は、
特に私になついてくれて、いつも心を開いて私に接してくれた。


私はこの子に日本語を教えていた。
無邪気なケチャに、ある日私はふとこんな質問を問いかけた。



 「ねえケチャ、君には嫌いな人はいる?」



ケチャは即座にこう答えた。



 「地雷がきらい。
  あれを埋めた人が嫌い。

  だけど、アキラさんは、
  人をきらいになっちゃいけないって僕に言うんだ。
  
  だって、そうでしょう?
  そんな顔も知らない人のこと、どうして憎むことができるの?


  僕は地雷によって、片っぽの足を吹き飛ばされてしまったけど、
  だけど、
  今はこうしてよその国から訪れるボランティアの人からもらった
  サッカーボールで、
  サッカーだって出来るし、
  こうしてせんせいに日本語を教えてもらうことだって出来る。
  ノートや鉛筆だってあるし、ごはんも毎日食べられるよ。
  僕はラッキーだし、幸せ者なんだよ。」




その子は、川で釣った魚を焚き火で焼いて、私に差し出してくれた。
2匹の痩せた魚を、真っ赤に燃える夕暮れの中、小さなその男の子と一緒に食べた。


 

 「ねえせんせい、日本はとても豊かな国なんでしょう?
  
  僕の国みたいに地雷に怯えることもなくて、
  飢えた子供もいなくて、
  みんながお金をたくさん持っているんでしょう?
 
  どんなところなんだろう。 
  僕もいつか行ってみたいな。
 
  日本人は、きっとみんなが幸せ者だね。」



瞳をきらきらと輝かせて、その子は言った。


 「僕、大きくなったら、お金持ちになって、
  お母さんにおっきなおうちを買ってあげるんだ!
  
  だからせんせい、日本語を教えて。
  日本語が話せたら、立派な仕事に就けるってお母さんが言うんだ。
  僕、いっぱい勉強して、お金持ちになりたい。
  お母さんやアキラさんにおうちを買ってあげたい。
  
  そしたら、今よりもっとみんなが幸せになれるよ。

  だからまだ帰らないで。
  僕、一分でも長く、せんせいと勉強したいよ!」




言葉に詰まったかわりに、ぽろぽろと涙が溢れた。


 

 「・・せんせい、泣いてるの?」


 「うん。先生、泣いてるの。
  ケチャの釣ってくれたお魚がおいしくて、涙が出ちゃった。
  ありがとう。」


 「どういたしまして。」




そう言って鼻の下をこすりながら、その子は笑った。
私も笑った。


 

 「明日、せんせいのために、もっとおっきいお魚を釣ってくるよ。
  
  だから、また会おうね。
  明日も、また会おうね。」



私たちは、夕日が沈んであたりが暗くなるまで、
一緒に勉強したり、将来の夢を語り合ったりした。

きらきらと光り輝くその純粋な瞳を
なんて美しいんだろうと思った。


カンボジア1




    ”先生、きっとまた会おうね。”
  ”日本に帰っても、僕のこと忘れないでね。”




そう言って別れたあの日から、
もうずいぶんと年月が流れたけれど、
ケチャのまっすぐな瞳の輝きと、
あの子の純粋な夢のかけらを、
私は決して失わないように、
いつも、どこにいても、大切に胸の奥にしまい続けている。





   ”ケチャ、 私は今日も生きてるよ。
     ケチャとおんなじ星の上で 
   夕日を見つめながら、君のことを想ってるよ。



   次に会ったら、またあの夕暮れの日みたいに
   私たちの夢の続きのお話をいっぱいいっぱいしようね。”


カンボジア2






 【親愛なるケチャへ そして戦争やテロによって亡くなられた全ての方々へ捧げる 2009.8.6】



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